属人化を言い訳に使うな!
会社員の皆さん、属人化についてどのように考えていますか?
「属人化=悪」とされることの多い昨今ですが、必ずしもそうでは無いと私は考えています。
具体的には、「新しいことを始める時」に限っては、属人化を引合いに出すべきではないと思っています。
というのも、私の身の回りではこんなやり取りがよくあります。
私「○○の処理を自動化しようと思います。」
上司「具体的にはどうするの?」
私「プログラムを組んでワンクリックで全ての処理が終わるようにします。」
上司「プログラムなんて他の人が扱えないものは使わないでよ。属人化するじゃん。」
私「でも今まで数十分かかっていた仕事が、ワンクリックで終わるんですよ?」
上司「属人化させてまでやることじゃないでしょ。この話は無しで!」
.......はい。いかがでしょうか?
「属人化=悪」という形にこだわった結果、改善の機会を失うとともに部下のスキルアップの機会とやる気を奪いました。
確かに属人化した業務は無いに越したことはありません。
でも専門的な技術を活用して、新しいことに取り組む場合、必ず一時的な属人化が発生します。
そして、この改善によって生まれた一時的な属人化をそのままにせず、組織的に標準化していくのが優秀なマネージャーではないでしょうか。
どこかに理想の上司が転がっていないものでしょうか(笑)。