IT介護の最前線_IT音痴な上司の対応編
◇前置き
会社員の皆さん。
あなた方の職場に「PCが苦手な上司」はいませんか?
私の勤め先には、上司に限らずPCの扱いが拙い方々(俗にいうIT音痴)がたくさんおられます。
そういった方々には、IT介護(※)が必要になります。
※IT介護とは何か?についてはこちらの記事をご覧ください。
wwwmotou.hatenablog.com
今回は、上司がIT音痴だったことで発生した事例を紹介します。
◇事例
私の勤め先では諸々の申請業務が、順番に電子化されています。
今まで紙で回覧・捺印していた申請業務が電子フローになる訳です。
ペーパーレスにもなりますし、フローが誰のところまで進んでいるか確認できたり、過去の履歴も簡単に検索することができます。
基本的にメリットしかない「申請の電子化」なのですが、上司がIT音痴だったために問題が発生します。
「承認ってどうやるの??」
・・・・知らんやん?(笑)
私は管理職ではないので、承認をする機会はありません。
管理職ではないので、管理職用のマニュアルを見ることもありません。
(管理職だけが閲覧できる承認マニュアル的なものがあるそうです。)
そこらへんの事情は関係なく、PCまわりのトラブル?質問?は問答無用で私のところに回ってきてしまいます。
とりあえず、画面構成から予測できないか?と上司のPC画面を確認します。
↓大体電子フローの承認画面はこんな感じです。
・・・「承認」ボタンをクリックするだけでは?
ということで、押してみると無事承認されました(笑)
こんなにも直感的な画面構成なのに・・・。
◇この事例の問題点
今回の事例には、会社として(会社員として)いくつか問題点があります。
ツッコミどころはたくさんあると思いますが、今日は問題点を2つピックアップします。
①マニュアルを読まない
まずは何といってもこれですね。
「マニュアルあるなら読めよ!」
この記事を読んだ方、全員が同じ感想を持ったのではないでしょうか。
IT・PCへの苦手意識からか、この手の方々はマニュアルに目を通しません。
「内容を確認して承認or差戻をクリックする」
これだけの簡単な作業のために、わざわざマニュアルを作ってくれた人がいる訳です。
せめて目を通すくらいの努力はしてほしいものです。
②実質 部下が承認している
これも会社という組織としては問題ですね。
今回のケースだと、上司のPCを使って私が承認したようなものです。
内容や添付ファイル等の確認をしているならまだ良いですが、そこまで丸投げされてしまうと申請・承認のフローを組んだ意味がないですよね。
また私目線、紙だった時よりも負担が増えているんですね。
紙の申請だった頃は、こんな感じでした。
印刷・押印した紙を渡して回覧する昔ながらの申請フローです。
そして現在の申請フローがこちらです。
忙しすぎやしませんかね?(笑)
最初から最後まで自分でやってしまっているので、「これは申請・承認の意味があるのか?」となってしまいますね。
◇最後に
こういったIT介護は、日本中の至るところで行われているらしいです。
私自身、IT介護から抜け出すために様々な対策を行ってきました。
例を何個か紹介します。
・マニュアルを作る(鉄板ですね!)
・マニュアルの保管先を整理する
・マニュアルを探してくれるチャットボットを作る etc.
ここまでやってもダメなんです!(笑)
特にチャットボットなんて結構苦労して作ったのに、誰も使わない!
やはり本人たちに改善の意思がないと、どれだけこちらから働きかけても効果がないですね。
誰でも良いので、意識改革の良い方法を私に教えてください(笑)