器用貧乏の独り言

器用貧乏なおっさんが気の向くままに。

IT音痴達が取り仕切るDX施策(笑)

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皆さん、この記事のタイトルをみて何を感じましたか?

私の働いている会社では、2年ほど前から会社の経営方針に「DX」を絡めた文言が入るようになりました。

それに伴い、プロジェクトチームが組まれることとなったのですが.......。

構成員が全員IT音痴だったんですね(笑)。

DXを推進するプロジェクトチームなので、実作業が出来ないくらいは目を瞑りますが、仕様打ち合わせに支障がない程度の勉強はしてきて欲しいものです。

これはアプリ開発の仕様打ち合わせで実際にあったやり取りです。

上司「○○の在庫を見える化したい。出来たらPC(windows)だけじゃなくてiPadからも閲覧出来るようにしたい!外注は高いから内作したい!」

私「クロスプラットフォームのネイティブアプリは開発難易度が高いので、Webアプリでもいいですか?」

上司「よく分かんないけどそれでいいよ。」

私「開発言語はどうしますか?」

上司「そんなの日本語に決まってるじゃないか!」

私「.......ん?」

上司「........え?」

だいぶデフォルメしていますが、こんなやり取りが真面目な会議中に行われました(笑)。

私の勤め先は、東証一部上場企業です。

いくら製造業がメインの会社とはいえ、そんな会社のDX推進チームがこのザマです。

日本企業の将来が不安になります。

結局、アプリの仕様は私に丸投げされることとなり、本業の片手間に1人で開発を進めることになりました。

フロントエンド側はHTMLとJavaScriptで構築、バックエンド側は悩んだ挙句Pythonで開発することにしました。

※本当はRuby(Rails)を使いたかったのですが、社内の情シス部門から許可が降りず断念しました。

↑なんでPythonがOKでRubyがNGなんや....。

まぁ、おかげで使える言語が1つ増えたので良しとしましょう。勉強の機会を得たということで。

 

長々と愚痴を書いてしまいましたね。

「この会社大丈夫かなぁ。」

割と本気で心配なんですよね。

プライドの高い素人達が、上の方で威張り散らしているもんだから、優秀な若手・中堅は嫌気が差して転職してしまうわけです。

いかに大企業といえど、こんな環境が長く続けば、立ち行かなくなる日が来てしまうのではないか。と漠然とした不安を感じる日々です。

ITの分野に限らず、新しい技術は日々生み出されています。

歳をとっても、前線のエンジニア達と仕様の打ち合わせが出来るくらいの知識は持っていたいですね。

年齢を言い訳にして新しい事から逃げる高齢者にだけはなりたくないものです。

似たような境遇にいてモヤモヤしている人がこの記事を読んで、少しでもスッキリしてくれたら嬉しいです。