◇前置き
今回は、ウェブページ閲覧に欠かせない「HTTP(Hypertext Transfer Protocol)」について解説します。
◇HTTPの役割
HTTPは、ウェブサーバーとクライアント(通常はウェブブラウザ)の間でデータをやり取りする際に使用されるプロトコルです。
ユーザーがウェブページにアクセスしたり、フォームを送信したりする際に、クライアントとサーバー間で情報がやり取りされます。
HTTPは、テキストや画像、音声、ビデオなどの多様なメディアを転送するための基本的な仕組みを提供します。
◇HTTPリクエストとレスポンス
HTTPの通信は、リクエストとレスポンスのサイクルで成り立っています。
ユーザーがウェブページを開くと、ブラウザはHTTPリクエストを生成してウェブサーバーに送信します。
ウェブサーバーはリクエストを受け取り、適切な処理を行った後、HTTPレスポンスを生成してクライアントに返します。
このレスポンスには、要求されたウェブページのコンテンツやステータス情報が含まれています。
◇HTTPのバージョン
HTTPには複数のバージョンが存在します。
初期のHTTP/1.0から、より高速で効率的な通信を可能にするHTTP/2やHTTP/3などが登場しています。
これらのバージョンは、ウェブページの読み込み速度やセキュリティなど、さまざまな側面で改善をもたらしています。